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8020運動とは80歳で20本の歯を保つ目標と歯の本数の意味

8020運動とは|80歳で20本の歯を保つ目標と歯の本数の意味

8020運動は、80歳で20本以上の歯を保つことを目指す取り組みです。厚生労働省の資料にもとづき、目標の意味、歯の本数と食生活の関係、今日からできる行動を整理します。

公的機関・公式資料などの一次情報と照合して作成しています。当サイトについて

この記事は一般的な情報の整理です。個別の診断や治療の推奨ではありません。痛み・腫れ・出血などの症状があるときは、歯科医療機関を受診してください。

8020運動とは

8020(ハチマルニイマル)運動は、「80歳になっても20本以上の自分の歯を保つ」ことを目指す取り組みです。厚生労働省の健康日本21の資料は、高齢者でも歯の喪失が10本以下であれば食生活に大きな支障を生じないとの研究にもとづき、生涯にわたり20本以上の歯を保つことを目指す運動だと説明しています。

歯が少なくなると、噛みにくさから食べられるものが限られ、栄養の摂り方に影響することがあるとされています。この運動は、歯を失う原因(むし歯と歯周病)を予防し、生涯にわたって自分の歯で食べられる状態を保つことを目標にしています。

基本(数字の意味)

厚生労働省の資料には、次のような数値が紹介されています。

項目 内容
8020の目標 80歳で20本以上の歯を保つ
20本の意味 20本以上あれば、食生活に大きな支障を生じにくいとされる
60歳の目標(健康日本21の資料) 24本以上の自分の歯を持つ人の割合を50%以上
80歳の目標(健康日本21の資料) 20本以上の自分の歯を持つ人の割合を20%以上
当時の調査結果の例 60歳代で半分(14本)の歯を失い、80歳代では約半数の人がすべての歯を失っている。80歳以上の1人平均の歯は4.6本

これらは資料が作成された時点(2000年前後)の目標・調査値です。その後、令和4年(2022年)歯科疾患実態調査では、8020の達成者は51.6%(75〜84歳の数値からの推計)と公表されています。最新の状況は、厚生労働省の歯科疾患実態調査で確認してください。

具体例(歯を守る行動の整理)

歯を失う主な原因は、むし歯と歯周病です。それぞれの予防行動を整理します。

原因 予防の行動 参考
むし歯 フッ化物配合歯磨剤、間食の回数の管理、定期検診 むし歯の予防の三本柱
歯周病 歯みがき、歯間清掃、歯石の除去、禁煙、定期的なメインテナンス 歯周病の予防と治療
噛み合わせ・外傷 歯ぎしりや食いしばりの相談、スポーツ時の保護 かかりつけ歯科で相談

e-ヘルスネットのむし歯の説明では、40歳以上の約4割が、むし歯が原因で歯を抜いた経験があるとされています。歯を残すには、中高年になってからではなく、早い段階から習慣を作ることが重要です。

8020運動の実践ステップ

  1. 自分の歯の本数を、歯科医院で確認します。親知らずを除いて、全部で28本が目安です。
  2. 年に1回以上、定期検診を受けます。
  3. フッ化物配合歯磨剤を使い、歯間ブラシなどで歯の間を清掃します。
  4. 禁煙や、バランスのよい食事など、生活習慣を整えます。
  5. 歯を失った場合は、放置せずに、入れ歯・ブリッジ・インプラントなどの選択肢を相談します。

8020運動の注意点

  • 8020は目標であり、達成できなかったからといって、自分の努力が無駄というわけではありません。1本でも多く残すことに意味があります。
  • 歯の本数だけでなく、噛み合わせや、入れ歯の調整など、「噛める状態」を保つことも重要です。
  • 全身の病気や服薬で、口の環境が変わることがあります。変化を歯科医師に伝えます。
  • 統計の数値は更新されます。最新の調査結果を確認します。

8020運動でよくあるミス

  • 「年を取れば歯が抜けるのは当たり前」と、あきらめる。
  • 歯を失った後、噛みにくさを我慢して放置する。
  • 本数だけを気にして、噛み合わせや義歯の調整をしない。

8020運動のチェックリスト

  • 自分の歯の本数を知っているか。
  • 年に1回以上、検診を受けているか。
  • 歯の間のケアをしているか。
  • 歯を失った場合の相談先があるか。

8020運動のFAQ(よくある質問)

Q. 8020を達成している人は、どのくらいいますか。
A. 年々増えているとされますが、数値は調査年で変わります。最新の歯科疾患実態調査の公表資料で確認してください。

Q. 入れ歯があれば、本数は関係ないですか。
A. 入れ歯で噛める状態を保つことも大切ですが、自分の歯が多いほど、噛む機能や維持の面で有利とされる傾向があります。

Q. 何歳から取り組めばよいですか。
A. 子どものころからの予防が基本ですが、何歳からでも、検診や清掃習慣を見直すことに意味があります。

年代ごとの重点の置き方

歯を守る行動は、年代によって重点が変わります。目安を整理します。

年代 重点になりやすいこと
子ども〜10代 仕上げみがき、フッ化物の利用、永久歯が生える時期のケア
20〜40代 歯間清掃、定期検診、歯周病の早期発見、生活習慣の見直し
50〜60代 歯周病の管理、詰め物・被せ物の点検、歯を失った場合の早めの対応
70代以降 噛む機能と入れ歯の調整、口の乾き、根元のむし歯、食事の工夫

どの年代でも、「かかりつけの歯科医院を持ち、定期的に診てもらう」ことが共通する土台になります。

筆者の見解(8020運動)

私は、8020を「達成するか否か」のゴールとしてではなく、「自分の歯で食べる時間を少しでも長くする」ための合言葉として使うのがよいと考えます。目標数字に届かなくても、1本の歯を守る行動には意味があります。また、本数と同じくらい、「噛める状態を保つこと」を重視する視点があってもよいのではないでしょうか。一般的な情報であり、個別の診断ではありません。

8020運動の関連項目

出典(一次情報)

本記事は一般的な情報の提供を目的としており、個別の診断・治療の推奨や、医療・税務上の助言ではありません。症状がある場合は歯科医療機関を受診してください。制度や基準は改定されることがあるため、最新の内容は厚生労働省・国税庁などの公式サイトでご確認ください。「筆者の見解」は一つの考え方です。