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歯周病

7 項目

歯周病とは|このカテゴリで分かること

歯周病は、歯の周りの汚れ(プラーク)に含まれる細菌によって歯ぐきに炎症が起き、進むと歯を支える骨(歯槽骨)が溶けていく病気です。むし歯と並ぶ歯科の二大疾患で、成人期に歯を失う原因の多くは歯周病かむし歯によるとされています。このカテゴリでは、歯周病の症状と検査、治療の流れ、喫煙や糖尿病との関係、毎日の清掃の道具の選び方までを整理します。

対象は、歯ぐきの腫れや出血、口臭が気になる人、健診で「歯周ポケットが深い」と言われた人、糖尿病などの持病があり口の健康も気になる人です。ゴールは、検査の数値の意味を理解し、治療とセルフケアの役割分担が分かるところまでです。歯周病は初期に自覚症状が少ないため、気になる症状がなくても歯科での検査が判断の出発点になります。

はじめにおすすめの3本

迷ったら、まずこの3本から読んでください。残りの記事は、このページ下の項目一覧から、気になるテーマで選べます。

  1. 歯周病とは|原因・進行・症状と受診の目安
    原因と進み方、症状の全体像を押さえます。
  2. 歯ぐきが腫れる・血が出るときの原因と受診の目安
    最もよくある気づきのきっかけです。受診の目安を確認します。
  3. 歯周ポケット検査とは|プロービングの見方と数値の意味
    健診や治療で出てくる数値(ポケットの深さ、出血)の読み方です。

押さえておきたいポイント(リサーチ)

e-ヘルスネットと令和6年歯科疾患実態調査で確認できた事実です。

論点 確認できた内容 出典
症状の出方 初期の段階では自覚症状がほとんど出ないため、歯科医療機関での検査を受けないと正確な診断はできない e-ヘルスネット
主な検査 歯周ポケットの深さを調べるプロービング検査、骨の状態を見るエックス線検査、プラークの付着状況の検査など e-ヘルスネット
予防と歯石 予防の基本は歯垢をつけないこと。歯石は自分で取れないため、定期的に歯科で除去してもらう必要がある e-ヘルスネット
喫煙 喫煙者は歯周病にかかりやすく悪化しやすい。治療効果も低いが、禁煙で歯周組織の状態が良くなるとされる e-ヘルスネット
糖尿病 歯周病と糖尿病の関連はエビデンスが高いものとして知られ、歯周治療でHbA1cに改善がみられたとの報告がある e-ヘルスネット
有病の状況 4mm以上の歯周ポケットがある人の割合は15〜19歳で21.2%、80〜84歳で61.6%。歯肉出血がある人は80〜84歳で50.3% 令和6年歯科疾患実態調査

調査の数字は年によって変わります。検査や治療の方法は口の状態によって異なるため、最新は公式で確認し、具体的な方針は歯科医師と相談してください。

よくある疑問

Q. 歯みがきのときに血が出るのは歯周病ですか。
A. 歯ぐきの炎症のサインであることが多いものの、原因はほかにも考えられます。受診の目安は 歯ぐきが腫れる・血が出るときの原因と受診の目安 にまとめています。

Q. 歯周ポケットが4mmと言われました。どういう意味ですか。
A. 歯と歯ぐきの境目の溝が深くなっている状態で、炎症が進んでいる目安の一つです。数値の読み方は 歯周ポケット検査とは|プロービングの見方と数値の意味 を参照してください。

Q. 歯周病は治りますか。
A. 治療で炎症を抑え、進行を止めることを目指しますが、失われた骨が元どおりになるとは限りません。治療後もメインテナンスが重要になる理由は 歯周病の治療の流れ|基本治療・歯周外科・メインテナンス で説明しています。

Q. 歯周病は糖尿病と関係がありますか。
A. 関連は強いエビデンスがあるとされています。ただし他の全身疾患との関係は研究段階のものもあるため、歯周病と糖尿病・全身疾患の関係|エビデンスの強さの違いを整理 で区別して整理しています。

編集部の見解

歯周病は「痛くないから大丈夫」と考えやすい病気だと考えます。実態調査では10代後半でも4mm以上の歯周ポケットがある人が一定の割合でおり、年齢が上がるほど増えています。症状がないうちに検査を受け、自分の数値を知ることが最初の一歩になると考えます。

もう一つのつまずきは、道具に頼りすぎることです。電動歯ブラシや洗口液は清掃を助けるものですが、歯石の除去や深いポケットの管理は歯科でしかできません。セルフケアと歯科での管理の役割を分けて考えると、続けるべきことが見えやすくなると考えます。本ページは一般的な情報の整理であり、診断や治療の推奨ではありません。

出典(一次情報)

歯周病の項目一覧